こんなお悩みを解決します。
☆本記事は、手順②SPI対策編の続きとなります。→初めての方は最初から順に読むことをおすすめします。
本記事の内容
- 業界研究とはなにか
- 業界研究のやり方
- 英語を活かせる仕事一覧
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、アメリカ、ワシントン州のコミュニティカレッジに約1年半の正規留学をしました。*詳しくはプロフィールをご覧ください。
前提として、留学後に英語を活かせる仕事に就くための効率的な手順は以下の通り↓
- 自己分析をする
- SPI対策をする
- 業界研究をして興味ある仕事を考える
- 留学生に強い転職エージェントを利用する
☆本記事では③の業界研究について詳しく説明していきます。
参考にすることで帰国後の就職活動をスムーズに進めていけるはず。
また本記事の通りに進めていくと、正しい業界研究のやり方が分かる上、英語を活かせる仕事一覧も確認できます。
Contents
留学後の就活:業界研究とは

☆業界研究とは
→業界研究とは、世の中にある業界の『種類』・『特徴』・『将来性』を調べることです。
☆業界とは
→業界とは、世の中にたくさんある企業を産業や商業で分類したものです。
各業界はそれぞれ密接な関係で繋がっており、その結果、私達の自由な生活が成り立っています。
☆業界は大きく8分野に分けられます↓
【業界名】 | 【特徴】 |
---|---|
メーカー | モノを作り、売って利益を得る |
商社 | モノを仲介して(動かして)利益を得る |
小売 | モノを消費者に売って利益を得る |
金融 | お金を動かして利益を得る |
サービス | 形のないモノ(サービス)を提供して利益を得る |
ソフトウェア・通信 | 情報を伝達したり、通信サービスを提供して利益を得る |
マスコミ | 情報を伝達して利益を得る |
官公庁・公社・団体 | 公的な事業を行って利益を得る |
☆就活生が業界研究を行う目的
就活生が業界研究を行う目的は以下の2つ↓
- 各業界について詳しく知るため
- 志望する業界を絞り込むため
→1言でまとめると、自分の希望や適性に合った企業を見つけ出すために、各業界の特徴や将来性を調べる必要がある、ということです。
留学後の就活:業界研究のやり方
結論、効率的な業界研究のやり方は以下の手順の通り↓
- 業界について知る
- 興味ある業界をリストアップする
- リストアップした業界を詳しく調べる
いたってシンプルですが、それぞれ注意すべきポイントがあります。
順に説明しますね。
ステップ①各業界について知る
キーワードは『浅く広く知る』です。
ステップ①では視野を広くもって、幅広い業界や仕事に目を通してみることが大切です。
まずは以下のサイトを活用しましょう↓
業界ナビはリクルート社が提供している無料の業界研究サイトです。
☆各業界の特徴や具体的な職種を、図や解説を使って分かりやすくまとめてあります。
まずはこのサイトを利用して、業界に関する基礎的な知識を身につけましょう。
→各業界の『最新情報』・『将来性』・『企業間の繋がり』・『勢力図』です。
どれも就活を進める上で知っておくと有利な情報です。
これら4点に関しては、サイトを読むだけでは分からないので、詳しく知るために本を1冊買うことをオススメします。
各業界の情報が丁寧な図と分かりやすい解説によって全て網羅されています。
☆各業界の勢力図や企業間の繋がりを詳しく知れるのはもちろん、必要な資格や業界トレンドなど役立つコラムも満載です!
☆全体的に良い口コミがとても多く、たくさんの人が業界研究の参考にしています。
ステップ②興味ある業界をリストアップする
紙とペンを用意して下さい。
①気になる業界を1~3つほど書き出しましょう。
↓
②それらの業界にあなたはなぜ惹かれたのか理由を箇条書きで書きましょう。理由はいくつあってもOK!
☆この段階では、後に後悔しないために、自分に何度も問いかけることが大切です。
なぜその業界に惹かれるのか、どんな風に働きたいのか、あなたの希望や将来像をできるだけ明確にしていきましょう。
手順①でまとめた自己分析の紙を手元において考えるのもオススメです。
ステップ③興味ある業界を詳しく調べる
具体的には以下の項目を本やネットで調べれば十分です↓
- 業界を独占している企業名
- 業界内の働き方に変化は起きているか
- 業界が抱える問題はなにか
- 業界の将来性はどうか
この段階では、興味ある業界の『動向』・『変化』・『将来性』をおさえておきましょう。
・・・さて、かなり興味ある業界を絞り込めたのではないでしょうか?
ここまでが基本的な業界研究のやり方です。
留学後の就活:英語を活かせる仕事を知る

☆前提として、上記の業界研究を大体終えてから以下を読むことを進めます。
英語を活かせる仕事は大まかに分けると以下の5つ↓
- 教育系
- 旅行・サービス系
- 貿易・事務系
- ビジネス・外資系
- IT系
それぞれの代表的な仕事一覧と求められる英語力を表にまとめした。
英語を活かせる仕事【教育系】
以下、教育系の仕事一覧です。目安となるTOEIC点数も参考にして下さい。
【仕事】 | 【仕事内容】(TOEIC点数) |
---|---|
日本語教師 | 日本語学校等で学ぶ外国人に日本語を教える仕事(700~795) |
語学学校の英語講師 | 海外の語学学校で留学生に英語を教える仕事(850~) |
英会話教室の先生 | 主に日本人の子供や大人に英語を教える仕事(800) |
英語教材の編集者 | 英語教材や教科書の編集をする仕事(500~600) |
留学コーディネーター | 留学希望者と海外の学校を仲介し留学関係の手配をする仕事(750~) |
英語を使った教育関係の仕事は、全体的に求められる英語力が高いです。
→高い英語力が求められる上、日本語のコミュニケーション能力も必要です。
仕事によっては書類作成時に、正確な語彙力・文法力が求められるものもあります。
つまり、英語が話せるだけでなく、英語の文書を正確に書いたり読んだりする能力も必要だ、ということです。
こんな方におすすめ↓
- 人に教えるのが好き&得意
- 英語教育・学習に興味がある
- 事務作業やスケジュール作成が好き&得意
英語を活かせる仕事【旅行・サービス系】
以下、旅行・サービス系の仕事一覧です。目安となるTOEIC点数も参考にして下さい。
【仕事】 | 【仕事内容】(TOEIC点数) |
---|---|
日本料理店のスタッフ | 日本料理を食べに来た外国人観光客へ接客をする仕事(400~500) |
グランドスタッフ | 空港で荷物の受け取りなどの接客業務を担当する仕事(550~) |
キャビンアテンダント | 旅客機内での接客業務を担当する仕事 (600~700) |
ホテルマン | ホテルにきた外国人のお客様への接客サービスをする仕事 (800~) |
テーマパークスタッフ | 遊園地等で外国人観光客への接客・対応をする仕事 (400~500) |
ツアーコンダクター | 団体旅行等に同行し、各種手続きや案内をする仕事 (500~) |
観光案内人 | 外国人観光客への案内やアドバイスをする仕事 (500~) |
旅行・サービス系の仕事は、全体的に日常会話レベルの英語力が必要です。
そして、英語力以上に求められるのが、あなたの笑顔と心がこもったサービス精神と高いコミュニケーション能力。
→英語力が少し低くても、この2つの能力があればなんとかなる仕事も多いです。
こんな方におすすめ↓
- 楽観的な性格で人と接するのが好き&話すのが好き
- 新しい人と出会い、たくさんの人を笑顔にさせたい
- 体力に自信あり&不規則なスケジュールでも頑張れる
英語を活かせる仕事【貿易・事務系】
以下、貿易・事務系の仕事一覧です。目安となるTOEIC点数も参考にして下さい。
【仕事】 | 【仕事内容】(TOEIC点数) |
---|---|
通関士 | 貨物等の輸出入の手続き・監査をする仕事 (400~500) |
入国審査官 | 外国人の出入国審査や在留資格審査などの審査業務を行う仕事(500~) |
国連職員 | 国際公務員。国連機関等で働く仕事(900前後) |
貿易事務 | 貿易実務の事務を専門的に行う仕事 (600~700以上) |
貿易・事務系の仕事は、英語力以外に専門的な知識が必要です。
→まずは興味ある仕事に必要とされる学歴や資格を調べてみましょう。
求められる英語力に関しては、職種によってレベルが変わるのが特徴です。
英語を「話す」技能より「書く」技能が重視される仕事もありますし、全体的にそれほど高い英語力を必要としない仕事もあります。
こんな方におすすめ↓
- 専門的な知識を学んで日本と世界を繋ぐ仕事がしたい
- 法律の勉強が好き
- 規則やルールに厳しい性格
- 事務作業が好き&パソコンが得意
英語を活かせる仕事【ビジネス・外資系】
以下、ビジネス・外資系の仕事一覧です。目安となるTOEIC点数も参考にして下さい。
【仕事】 | 【仕事内容】(TOEIC点数) |
---|---|
秘書 | 組織のトップや上司のサポート全般(書類管理等)をする仕事 (850~) |
バイヤー | 流行や売上を分析し、メーカーから良い商品を仕入れる仕事 (750~) |
特許事務員 | 特許事務所等で事務処理全般を行う仕事 (600~) |
外資系コンサルタント | 主に外資系企業の経営課題を分析し解決する仕事 (700~) |
翻訳 | 異なる言語の文章を他の言語に性格に置き換える仕事 (800~) |
通訳 | 異なる言語を話す人達の仲介にたち、言語を変換する仕事 (900) |
ビジネス・外資系の職業は全体的に高いレベルの英語力が求められます。
→同時に、高いコミュニケーション能力・営業力・問題解決能力が求められる仕事が多いです。
ビジネス・外資系は完全に実力勝負の世界です。
特に外資系企業では、成果を出せない人には容赦なく厳しい評価が下されることもあります。
こんな方におすすめ↓
- ハングリー精神が強い&負けず嫌い
- 毎日ビジネス英語を使いこなして働きたい
- 人と話をするのが得意
- 細かなミスが嫌いな完璧主義者
英語を活かせる仕事【IT系】
以下、IT系の仕事一覧です。目安となるTOEIC点数も参考にして下さい。
【仕事】 | 【仕事内容】(TOEIC点数) |
---|---|
インフラエンジニア | IT業界の基盤(ソフトウェアやデータ等)を支える仕事 (500~) |
ITコンサルタント | ITを活用してクライアントの課題を解決に導く仕事 (700~) |
システムエンジニア | 顧客の要望からコンピュータシステムを設計・開発する仕事 (500~) |
IT系の仕事は時代のグローバル化に伴い、今後ますます需要が増えていく業界です。
→同時に、人手不足の業界でもあります。
求められる英語力は、全体的にそれほど高くありません。基礎的な英語力があれば十分やっていける仕事も多いです。
『IT系の仕事は理数系の人向けの仕事』というイメージがあるかもしれませんが、実際は多くの文系の人達も現場で活躍しています。
こんな方におすすめ↓
- ITの知識を身につけたい&パソコンや機械が好き
- ITを活用した新しいシステムやサービスを創ってみたい
- リモートワークがしたい
留学後の就活:業界研究まとめ

最後に、業界研究のやり方をサクッとまとめます。
- 業界とはなにかを知る
- 業界全体を調べて興味がある業界をリストアップ
- さらに詳しく調べてみる
業界研究がある程度終わったら、次に英語を活かせる仕事はなにか見ていきましょう。
- 英語を使う仕事はなにか、分野ごとに調べる
- 興味ある仕事が見つかったらさらに詳しく調べる
☆最後はこちら!↓
