こんなお悩みに答えます。
この記事を書いている私は、アメリカ、ワシントン州のコミカレ(コミュニティカレッジ)を約1年半で卒業しました。卒業時のGPAは3.99/4.00でした。以下、私の成績表です。
1番右下に書かれているGPA=3.99が合計90単位の総成績を表しています。
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コミカレに留学する人は全員読もう!GPAとはなにか?
GPAとは、生徒1人1人の成績を示す数値のことです。わかりやすく表にしてみました。
<GPA換算例>
評価 | 点数 | GPA |
---|---|---|
秀 | 90点以上 | 4.0 |
優 | 80~89点 | 3.0 |
良 | 70~79点 | 2.0 |
可 | 60~69点 | 1.0 |
不可 | 59点以下 | 0.0 |
GPA 4.0に近づくほど高成績となります。コミカレからアメリカの4年制大学に編入したい場合、レベルの高い学校に編入するには最低でもGPA 3.5以上が必要です。なので大学編入を考えている多くの学生は、一生懸命勉強してGPA 4.0を目指します。
ここで、表の1番下の欄に注目してみてください。
点数59点以下=GPA 0.0となっていますよね?実は多くのコミカレでは、60点以下の点数を取ると単位を取得することができません。(※各学校ごとに点数の詳細条件は変わります。)そのため、日頃の授業はもちろん、課題やテストにも丁寧に取組む必要があります。
コミカレ留学者が高いGPAを維持する秘訣 ~7箇条~

こちらが良い成績を維持するための7箇条です。
- 最初の学期は簡単なクラスから取る
- 授業は「1番前の真ん中の席」で受ける
- オフィスアワーを利用する
- 勉強が嫌になったら思い切って休む
- 周りの人をたくさん頼る
- シラバスを読み込んで計画を立てる
- エクストラクレジットを全て取る
①最初の学期は簡単なクラスから取る
入学して最初の学期は、難しい授業を選ばず、比較的簡単なクラスを取りましょう。
理由は1つ。最初の学期は身体と心が新しい環境に慣れるのが精一杯だからです。まずは英語力をあまり必要としない簡単なクラスを選んで、留学生活に慣れることから始めましょう。
留学初期の頃におすすめなクラスは、下記の分野です。
- 音楽・美術等のアート系
- 身体を動かす実技・体育系
- 数学
音楽・美術等の芸術系のクラス
芸術系のクラスは、真面目に授業に出席して課題を提出すれば4.0を取りやすいです。なぜなら芸術系のクラスは、基本的に個人の感性が大切になり、しっかりとした正解が決まっていないため採点も甘くなりやすいから。
先生達は基本的に「生徒の授業態度」と「実習の様子」を見て成績をつけます。
言い換えれば、先生に自分が授業を真面目に受けて、課題に一生懸命取り組んでいる様子をアピールできれば4.0をもらえる可能性が高まる、ということです。
歌が好き、絵が好き、楽器が弾ける、図画工作が得意…これらに1つでも当てはまる人は、まず芸術系のクラスから取ることをおすすめします。
身体を動かす実技・体育系のクラス
運動が好きな人は、体育系のクラスから取るのもおすすめです。
体育系のクラスは、基本的に出席さえすればOKというクラスが多いです。大変な筆記テストもなく、中間・期末テストで苦労することはあまりありません。何より、体を動かすのでリフレッシュにもなります。
数学系のクラス
計算が得意な人は数学のクラスを選択することをおすすめします。
数学のクラスでは、基本的な計算ができれば、なんとか乗り切れるクラスが多いです。なぜなら記号、数字は万国共通だから。
日本の高校レベルの数学ができていれば、コミカレの数学の授業はとても簡単に感じると思います。基本的な単語だけ覚えてしまえば、問題文も読み解くことができるので、なんとかなります!
②授業は「1番前の真ん中の席」でうける
授業は必ず1番前の真ん中の席で受けましょう。自分が熱意をもって授業に参加していることを先生にアピールできます。
1番前の席で前のめりで授業を受けている生徒と、後ろの席でスマホをいじって授業を受けている生徒。どちらが熱意をもって授業に参加しているのかは明らかです。
1人で1番前の席に座るのはちょっと恥ずかしい方は、友達と並んで座りましょう。私も、同じクラスで友達になった韓国人の女の子を誘って、よく2人で1番前の中央席に座っていました。
ある先生は、私の授業態度を評価して、授業終わりにこっそりテストに出る部分のヒントを私達だけに教えてくれたりしました(笑)真面目に授業を受ける姿勢を、きちんと先生に見せることを心がけましょう!
③オフィスアワーを利用する
「オフィスアワー」とは、授業以外の時間帯に、先生が生徒たちからの勉強の質問や相談を受け付けてくれる時間のことです。
つまり、「オフィスアワーを利用する」とは、先生の所へ相談・質問をしに行くということ。休み時間に職員室にいる先生に分からない問題を聞きにいくことと同じですね!
オフィスアワーの詳細は、初回の授業の時に配布されるシラバスに書かれていたり、オリエンテーションの時に説明されます。しっかりと情報を得ておきましょう。
そして、授業を受ける中で不明点や質問が出てきたら、勇気を出して先生に聞きにいきましょう。
④勉強が嫌になったら思い切って休む
毎日の課題やレポートに向き合うのが疲れてしまったら、思い切って少し長めの休憩を取りましょう。
「少し長めの休憩」とは、自分が普段取っている休憩時間の2倍の時間が目安です。(例:勉強の合間の休憩時間が15分の人→30分を休憩時間にあてる)
いやいや、そんなことしたら課題終わらないし無理!と思うかもしれませんが、実は適度に休憩をとることは、長い留学生活をおくる上でとても大事になってきます。
疲れてしまったら一旦リフレッシュをして、気持ちを切り替えていきましょう。
⑤周りの人をたくさん頼る
ホストファミリーや友達、担当科目の先生に相談するのも、好成績をとる上で大事なポイントです。
これは私も驚いたことなのですが、留学生の状況を見て「少しくらい課題の提出が遅れても大丈夫」という優しい先生が複数名いました。(※もちろん、提出期限に厳しい先生もいます。)課題が間に合わないと思ったら、思い切って先生に状況を説明してみるのもおすすめします。
また、ホストファミリーや友達にレポートやエッセイを添削してもらうこともおすすめです!英語力アップにつながるし、より良いものに仕上げて課題を提出することができます。
⑥シラバスを読み込んで計画を立てる
シラバスとは、最初の授業(オリエンテーション)時に配られる、授業概要のことです。
授業内容やテストのスケジュール、オフィスアワーの時間や連絡先等、大切な情報が記載されています。自分が受講する授業のシラバスを隅々まで読み、学期の始めに大まかな学習計画をたてましょう。
<学習計画例>
- 中間テストの日程を確認
➡逆算して○日までに問題集を終わらせる - 毎週月曜日の○時にオフィスアワーを利用する
➡先週の分からない問題を全て聞く
大まかな計画をたてることで、自分のやるべきことがはっきりしてきます。学期全体を見て計画を立てることでゴールが決まり、モチベーションもアップします!
⑦エクストラクレジットを全てとる
エクストラクレジットとは、成績アップにつながる加点ポイントのことです。
- フランス語のクラス
➡歌詞を暗唱してみんなの前で発表したら+20点 - ビジネスのクラス
➡IT会社で働く人にインタビューしたら+10点 - 英語のクラス:
➡簡単なリサーチペーパーを提出したら+10点
このように、やってもやらなくてもいいけど、やれば点数あげるよ!というなんとも嬉しいサービスがエクストラクレジット!本来の成績の点数に+αの点数が加算され、総合成績が決まります。
良いGPAを維持していくためにこれを利用しない手はありません。エクストラクレジットを全て取ることで、もしテストの点数が悪かったとしても良いGPAを維持できます。積極的に活用しましょう!
コミカレ留学者が高いGPAを維持する秘訣【まとめ】

どれも特別難しいものではありません。あなたができそうなものから取り組んでみてください。より充実したコミカレ生活をおくれると思います。
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