こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- ホームステイが気まずい原因
- 気まずさを解消する方法
本記事の信頼性
本記事を書いている私は、アメリカに留学を経験しました。詳しくはプロフィール↗をご覧ください。
留学中、3つのホストファミリーにお世話になりました。良いホストファミリーと悪いホストファミリー、どちらも体験しました。
本記事では私の体験談をふまえ、ホームステイが気まずい原因と、快適なホームステイを送るための対処法をお伝えします。
Contents
ホームステイが気まずい原因【5つ】
まず、ホームステイが気まずくなる原因がこちら↓
- 会話が続かないから
- 食事が口に合わないから
- 家のルールが厳しいから
- 考え方・価値観が合わないから
- ファミリー間の仲が悪いから
☆1つずつ説明します。
①会話が続かないから
ホストファミリーとの会話が全然続かず、微妙な雰囲気になってしまうケースです。
相手が何かを伝えようと話しかけてくれているのに、何を言っているのか全く聞き取れず、とりあえず愛想笑いでごまかすしかない状況を、あなたも経験したことがあるのではないでしょうか?
コミュニケーション力が高いホストファミリーなら何度でも話しかけてくれますが、全てのホストファミリーがそうではありませんよね。
②食事が口に合わないから
ホストファミリーが作ってくれる食事がまずいけど、我慢して食べているケースです。
苦手な料理が何回も出てくると疲れますよね。さらにホストファミリーから料理の感想を聞かれるともっと疲れますよね…。
ホストファミリーが忙しい場合、「夕食は冷凍食品をチンして食べて!」と指示されることも多く、冷凍食品が全く口に合わないこともあると思います。
私自身も、まずい冷凍食品を変えてほしいとホストファミリーに言う勇気はなく、1人寂しく冷凍食品を食べることがありました。
③家のルールが厳しいから
日常生活の細かなルールが厳しく決められているケースです。守らないといけないルールが多くて疲れる!という声を留学中によく聞きました。
実際、私がお世話になったホームステイ先でも以下のルールがありました。
- 門限は絶対に20時
- 15分以内に風呂を済ませること
- 連絡なしの外泊は禁止!
- 22時以降の電話は禁止!
- 部屋にいない時は常にドアを開けておく
また別の例だと、「門限が18時と決められてる…早すぎない!?」と文句を言っている友達もいました。
話によると、彼女のホストマザーは「18時までには必ず帰宅して、家族みんなで夕食をとることがルール」とのこと。
このように家のルールが厳しく、居心地が悪くて気まずさを感じてしまうこともありますが。
④考え方・価値観が合わないから
自分では問題ない行動だと思っていても、考え方や価値観の違いが原因で、ホストファミリーとぎくしゃくしてしまうケースです。
私がお世話になったホストファミリー宅には、14歳の女の子がいました。
思春期のため全然部屋から出てこず、なかなかコミュニケーションが取れずにいました。
ある日、その子が自室のドアを少し開けた状態でウクレレの練習をしていたんです。
声をかけようかと思いましたが、練習中だったのでそっと見守り、何も言わす自室に戻りました。
その1分後に私の部屋をノックしてきたホストマザー。
仏頂面なホストマザーにどうしたの?と聞いたところ…以下、私達の会話です↓
ホストマザー:「なんで娘に声をかけてあげないの?」
私:「えっ??」
ホストマザー:「あの子、ドア開けてウクレレ練習してたじゃない!あなたから話しかけられるのを待ってたはずなのになんで無視するの!?」
私:「・・・(絶句)」
(私の心の声)
「いやいや、ドア開けてって、たった10cmだぞ。一生懸命練習している彼女に対して、わずかな隙間から「Hi♪」って話しかけるっておかしくないか?
それに無視って意味わからん。練習中だから話しかけなかっただけなのに!!」
ホームステイ生活をしていると、全く予想もしていなかった理由で一方的に怒られたり、小言を言われたりすることがあります。
この時に自分の気持ちを伝えられればいいのですが、英語力がないと上手く切り返せず、悔しいですよね。
価値観や考え方の違いから生じるトラブルは、たくさんあるなと感じます。
⑤ホストファミリー間の仲が悪いから
ホストファミリー間の仲が悪く、困ってしまうケースです。家全体の空気がどんより重くて、気まずいですよね…。
特に面倒なのが、親同士が仲悪い場合。2人ともイライラしていて声をかけられない雰囲気だと最悪です。
ホームステイが気まずいときの対処法【6つ】
ここからは、ホームステイ生活で生じる「気まずさ」を解消する方法をお伝えします。
☆主な対処法がこちら↓
- 話せなくてもその場にいる
- まずは子供と仲良くなる
- 食事の好みはハッキリ伝える
- 定期的に掃除をする
- 伝え方を工夫して不満を伝える
- 各種窓口に相談する
☆1つずつ説明します。
①話せなくてもその場にいる
たとえ英語が話せなかったとしても、ホストファミリーがいる場所にいましょう。
大事なのは、「あなたと話したい意思がある」ことを、あなた自身の態度で示すこと。
コミュニケーションを続けるコツ
たとえ英語があまり話せなくても、ホストファミリーと会話を続けるコツを2つお伝えします。
困った時は、このフレーズを使ってみて下さい↓
直訳すると、「ごめんなさい、私の英語は下手なので教えてください!」となります。使っている英単語は中学生レベルですが、相手にはしっかり伝わります。
この本を使って、自分から話しかけてみましょう!
簡単な日常英会話のフレーズが多数収録されており、手元に届いたその瞬間から役立つ一冊です。
左側のページに日本語・右側に英語が記載されており、とても使いやすいです。
大事なのは、「あなたと話したい」想いを、真っすぐ相手に伝えることです。この本は、頑張るあなたを陰ながら助けてくれるツールになると思います。
②まずは小さい子供と仲良くなる
ホストファミリーの中に小さな子供がいる場合に使える対処法です。まずは子供と仲良くなりましょう。
あれこれ考えて会話をしなければならない大人とは違って、子供はとっても純粋だからです。
「とりあえず一緒に遊ぶ」と、英語が通じなくても仲良くなれますよ!
☆おすすめの遊びがこちら↓
- おままごと
- お絵かき
- 折り紙
- とにかくはしゃぐ&踊る
- 粘土
- 水鉄砲やおもちゃ
- 一緒に映画を観る
- くすぐる
- 変顔をする
どれも実際に私がやっていたことです。特に効果的だったのは④と⑧でした。
まずはニコニコ笑いながら子供と同じ目線になってしゃがんでみることから始めてみましょう。
③食事の好みはハッキリ伝える
苦手なものは「苦手」と、きちんと相手に伝えましょう。
苦手な料理が出てきた時は、このフレーズを使ってみてください!
大事なのは、料理を作ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝えた上で、これが苦手だと意思表示をすることです。
こうすれば相手に嫌な思いをさせず、自分の気持ちを上手に伝えることができます。
④定期的に掃除をする
これはあなた自身の健康を守り、ホストファミリーとの不要なトラブルを避けるために必要な行動です。
定期的に自室を掃除して、いつ誰に入られても大丈夫な部屋にしておきましょう。
また、自分が使った後の洗面所&シャワールーム&キッチン等の共有スペースも綺麗に保つことを心がけましょう。
小さなストレスでも、積み重なればトラブルを引き起こすきっかけになります。
その家に住む人全員が気持ち良く過ごせるように日頃から心がけるだけで、ホストファミーが抱くあなたへの印象も変わってくると思います。
⑤伝え方を工夫して不満を伝える
前提として、ホストファミリーは、あなたに安全な住まいを提供してくれる人たちです。なので、基本的には各ファミリーの家のルールには従う義務があります。
この場合は、あなたが厳しいと感じる部分を、紙にまとめて伝えてみましょう。
☆紙に書く内容は以下2点です。
- 厳しいと思うルールとその理由
- あなたの願望(もしできたら○○したい、○○を許可してほしい等)
なるべくシンプルに書くのがポイントです。紙に書き出すことで、自分の伝えたいことを整理して、正確な表現で相手に伝えることができます。
真面目な様子で向き合ってくれた場合、ルールを見直してくれる可能性があります。
逆に、全然取り合ってもらえない様子だったら、状況を変えるのは難しいかもしれません。この場合は、ホストファミリーを変えることも検討してみてください。
⑥各種窓口に相談する
下記のような状況の場合は、ホームステイを管理している学校の担当者に相談することをおすすめします。
- ホストファミリーが喧嘩ばかり
- ホストファミリーが家にいない
- ホームステイ先が学校から遠すぎる
なかなか対応してくれない場合は、お世話になった留学エージェントに相談してみるのも一つの手です。
※留学エージェントを使用していない方は、その学校に以前から通っている&ホームステイを経験している日本人の先輩に相談してみてください。何らかの対処法をアドバイスしてくれるはずです。
ホームステイが気まずい!原因と対処法【まとめ】
いかがでしょうか?記事の内容をサクッとまとめます。
☆ホームステイが気まずい原因
- 会話が続かないから
- 食事が口に合わないから
- 家のルールが厳しいから
- 考え方・価値観が合わないから
- ホストファミリー間の仲が悪いから
☆解決策
- 話せなくてもその場にいる
- まずは子供と仲良くなる
- 食事の好みはハッキリ伝える
- 定期的に掃除をする
- 伝え方を工夫して不満を伝える
- 各種窓口に相談する
大事なのは1人で抱え込まないことと、価値観の違いを理解することです。




