この記事を書いている私は、アメリカ・ワシントン州の語学学校・コミュニティカレッジに約1年半の留学をしました。詳しくはプロフィールをご覧ください!
Contents
留学のデメリット【6つ】
①費用が高い!
留学にはお金がかかります。特に長期留学になればなるほど、学費・生活費共に多額の費用がかかるのがデメリット。行く国と地域によって物価も大きく変わってきます。
ある程度経済的に余裕がある状態で留学をしないと、資金不足で留学中止になる可能性もでてきます。
以下の記事では、資金不足で留学を断念するケース他、いくつか代表的な留学失敗例を紹介しているので興味がある人はどうぞ!
②帰国後の就職活動に困る
せっかくの貴重な留学経験があるにも関わらず、その先の進路に行き詰まってしまう可能性があります。
①:就職活動のスケジュールが合わず、上手くいかない
多くの日本人留学生が、海外の大学を卒業後、その経験を生かして日本企業に就職したいと考えます。しかし海外の大学等を卒業して日本で就職したいと思った場合、就職活動のスケジュールが合わず、上手くいかない場合があります。
日本企業の就職スケジュールは、基本的に日本の大学のシステムに合わせて決まりますよね。しかし残念なことに、日本の大学と海外の大学では入学時期も卒業時期も大きく異なります。入学時期が変わってくるということは、各試験の時期・休暇の時期等も違ってきます。
そうなると日本の学生が就職活動に励んでいる時期に、あなたは一人海外で孤独に期末試験の勉強に追われて就職活動どころじゃない!なんてケースも出てきます。
日本での就職を考えた場合、人より早めに就職準備を進めていかないと、いつの間にか興味ある企業は募集を締め切っていた、など間に合わない可能性が出てきます。
また、海外に留学していると日本の就職活動の情報がなかなか入ってきません。日本の大学に通う学生なら学生同士で情報交換もある程度できますが、海外では情報を入手しにくいです。
こうした情報不足からうまく日本企業の就職活動の波にのれない人が出てきます。
②:面接官から語学留学を遊びと見なされて上手くいかない
日本人留学生に多いのが英語の習得だけを目的とした短期~長期の語学留学です。
しかし、この語学留学には注意が必要です。
語学留学は一般的に日本人の割合が多い&遊びの誘惑が多いこと。また宿題の量や日々の授業も正規留学に比べると緩く、そこまで勉強しなくても案外乗り切れてしまう人も多いです。
そうなると、せっかく留学したのにそこまで英語を勉強せず、あまり英語力の上達を感じないまま帰国の日を迎えることになります。
その状態で帰国後に就職活動に望んだ場合、留学で何を得たのかうまく説明できない「中途半端な留学生」の印象を面接官に与えてしまいます。これではせっかくの留学経験が強みになるどころか逆効果、弱みになりかねません。
せっかく留学したものの、結局あまり意味のない「遊びの留学」で終わってしまったんじゃないかと面接官に思われてしまう残念なケースです。
③精神的に体調を崩しやすい!
留学中は慣れない環境の中で一人頑張らなくてはいけません。特に留学初期の頃は、新しい環境に慣れなかったり、人間関係に大きなストレスを感じる日々が続く場合があります。そうなると、人によっては精神的に体調を崩しやすくなります。
精神的に辛くなってしまう原因と対処方法は以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください!
④海外の学校は卒業するのが大変!
これは特に短大・大学等の正規留学生向けです。海外の大学は、日本の大学に比べて簡単に入学ができる分、卒業が難しいです。
まず、海外の大学にはセンター試験のような入学試験がありません。海外の大学は試験の成績で合否を決めるよりも、高校の成績や資格・人物性などを重要視して合否を決める特徴があるからです。よって日本の大学よりも、比較的簡単に入学できると思います。
しかし、本当に大変なのは入学後です。
レポート・テストなど大量の課題を全て英語でこなさなければなりません。海外の四年制大学に入学した場合、日本の大学生のように遊ぶ時間はまずとれないと覚悟してください。それだけ毎日忙しく、勉強しなければついていけないということです。
海外の大学を卒業するにはやる気と覚悟が絶対に必要だということを覚えておいてください。
⑤太りやすい!
留学中はどうしても食生活が乱れ、栄養も偏りがちになり太りやすくなります。実際私も5kgは太ってしまいました。(もちろん個人差はあります。)
多くの留学生が帰国日が近くなると、日本で待つ家族や友達に驚かれないようにダイエットを始めます。毎日散歩してみたり、ジムに短期間だけ通ってみたり方法は様々ですがみんな必死です(笑)
⑥日本語が下手になる
留学期間が長くなればなるほど、日本語を書く機会がどんどんなくなります。近年、インターネットの発達で日本語を読む機会は毎日のようにありますが、逆に書く機会はどんどん減っていきます。
そうなると、いつのまにか敬語を忘れていたり、漢字を忘れていたりどんどん日本語能力の低下を実感する留学生が増えていきます。
また日本人留学生に多いのが、現地の日本人と話す際、つい英語と日本語が混ざった状態で会話をしてしまうケースです。
日本人同士で話す場合、内容によっては英語の方が表現しやすい場合があり、つい会話の節々に英単語が混ざってしまう人、結構います。
これには注意が必要です。英語と日本語が混ざった状態で会話を続けていると、脳が会話パターンを覚えてしまい、帰国後に日本人と話す時も英語が混ざってしまう可能性があるからです。
大事なのは、会話をする時に日本語なら日本語だけ、英語なら英語だけと決めて意識をして話すことです。日本語の能力を下げないためにも留学先では意識をして生活することが大切ですね。
留学のデメリット【解決方法まとめ】
上記にあげたデメリットはあなたの行動次第で全て改善・解決することができます。
☆わかりやすく表にまとめてみました。
<デメリット> | <改善・解決方法> |
---|---|
費用が高い | 奨学金制度が充実している学校を選ぶ。学校内でのアルバイトをする。 |
就職問題 | 人より早く準備を進める。インターネットを駆使して情報を誰よりも早く集める。 |
精神的問題 | カウンセラーを頼る。なるべく外に出て人とふれあう。 |
卒業が大変 | 留学前に必要最低限の英語力はつけておく。現地で困った時に頼れるアドバイザーを見つける。 |
太りやすい | 定期的な運動を心がける。食べる量も自己管理する。自炊をする。 |
日本語能力低下 | 定期的に漢字の練習をする。日本人同士での会話に気をつける。 |
いかがでしょうか。
上記の改善・解決方法はあくまでも例です。
留学のデメリットはあなたの考え方と行動次第で改善・解決へ導くことができます。
☆こちらの記事もおすすめ!☆