こんなお悩みを解決します!
<本記事の内容>
- 留学の代表的な失敗例と理由【4つ】
- 留学を成功させるための対策【3つ】
この記事を書いている私はアメリカの大学へ約1年半の留学を経験しました。留学中、現地で様々な理由から悩んでいる日本人をたくさん見てきました。そして、留学を諦めて途中で帰国していく日本人も見てきました。
本記事ではそんな私の体験をもとに、留学の代表的な失敗例と理由をお伝えします。
【留学の失敗例】理由は4つ
☆まず、留学の代表的な失敗例がこちら↓
- 日本人と遊んでばかりで英語が話せるようにならない
- 心と体がついていけず鬱になってしまう
- 自分から行動できず孤立してしまう
- 留学資金が底をつき帰国…
①日本人と遊んでばかりで英語が話せるようにならない
…本当に多くの日本人留学生が経験する失敗例です。
「せっかく英語を勉強しにきたのに、いつまでたっても英語が話せるようにならない!」
「気づいたら周りの友達は日本人だらけ。日本語しか話していない日々。私は何をしているんだろう」
…こんな声を本当にたくさん聞いてきました。
せっかく海外に留学しても、日本人とばかり遊んでいたら、いつまでたっても英語は話せるようになりませんよね。そもそもどうして留学したのに、日本人とばかりコミュニケーションをとる状況になってしまうのでしょうか?
主に2つの理由が考えられます。
理由1:留学の不安や悩みを共有する仲間がほしいから
留学を始めて最初の頃は精神的に不安定になります。家族や友達に会いたくなったり、英語がわからずイライラしたり、道に迷ったり、毎日がドキドキな日々です。
そんな時、異国の地でとても話しやすいのが同じ不安を抱える日本人です。日本で育った共通点からお互いの価値観が合いやすく、さらに日本語でコミュニケーションをとれることで大きな安心感を覚えます。その結果、多くの日本人同士で声を掛け合い、お互いの愚痴を聞いて乗り越えようと努力します。
問題はここから。
お互いの愚痴を聞き合う日本人留学生達が集まると、日本人の友達が増えていき、いつの間にか日本人同士のコミュニティ(グループ)が出来上がります。
最初はみんなで遊んだり、情報交換をしたりと楽しい日々が続くのですが、ある時ふと現実に戻ります。英語を勉強しにきたはずなのに、いつの間にか毎日話す相手は日本人で英語なんか全然話してないじゃん!!と。
実際、私が留学していた大学には、5~10人規模の日本人コミュニティが複数ありました。こうした日本人コミュニティに参加しているうちに、いつの間にか楽な方へ流されてしまって、英語を全く話さなくなり失敗した人達がいました。
理由2:留学した目的を忘れてしまうから
実は、留学先での生活に慣れてきた頃、留学した本来の目的を忘れて様々な誘惑に負けてしまって失敗する人がいます。
A君(21歳)はシアトルに1年間の語学留学をしにきました。初めての海外留学、見るもの触るもの初めてのことばかりです。最初は全く通じなかった英語も練習し、半年後には簡単な日常会話ができるようになるほど上達しました。学校の成績も中の上、順風満帆な日々でした。
しかし半年をすぎたある日、現地の友達に新作のゲームを一緒にやらないかと誘われたことから、A君の留学生活はおかしくなってきました。
その結果、A君の英語力はみるみる低下し、成績がどんどん下がっていきました。
ゲームに熱中するあまり、お世話になってたホストファミリーと会話をするのも面倒になり、英語の長文を読むのも面倒になり、朝も夜もゲーム、ゲーム、ゲーム…。そして留学して1年後、とうとう数学の単位を落としてしまいました。
現地での生活に慣れた結果、気持ちが緩んで本来の目的を見失ってしまったんですね。ほんの些細なきっかけから、順調だったはずの留学生活が崩れてしまう人は意外に多いです。
A君の場合は、学校の先生方の温かいサポートのおかげでギリギリ落第しなくてすみましたが、これから留学予定の方はくれぐれも気をつけてください!
②心と体がついていけず鬱になってしまう
留学の理想と現実のギャップに苦しみ、鬱になってしまうケースです。
☆鬱になってしまう主な理由は、以下の3つです↓
理由1:気候があわない
留学先の気候変化に身体が慣れず、心身ともに疲れてしまうことがあります。私自身も、現地の気候が体に合わず、留学中に何度も憂鬱な気分を経験しました。
私は、アメリカのシアトルを留学先に選びました。シアトルにはAmazonやMicrosoftなど世界を代表する企業の本社が多いため、勉強に集中するには最適な都市だと思ったからです。
日本から渡米した11月下旬、シアトルのタコマ空港に到着した私が感じたことは1つでした。
当時の日本は暖冬で、日中でも気温が15°を下回ることはありませんでした。しかし、当時のシアトルの平均気温は7°。とっても寒かったんです!
そして始まった慣れない留学生活。毎日小雨が降る中、寒さに震えながら不安な気持ちで学校へ行くものの…現地の英語が全く分からず、大量の宿題と慣れない環境にひたすら苦戦する日々が続きました。
その結果、毎朝どんよりとした曇り空の中、学校へ通うのが憂鬱になってしまいました…。
理由2:食事があわない
留学先での食事が自分の好みでないケースです。
味が合わなかったり、量が多すぎたりと、日本で過ごしてきた食生活とは全然ちがう状況を目の当たりにしてストレスを感じてしまう人が多くいます。
とくにアメリカの場合、食卓に並ぶものは炭水化物ばかりという家も多く、胃もたれをおこす日本人留学生がたくさんいました。(私の友達は、毎晩ハンバーガーとポテトしか出ないホームステイの食事がどうしても無理!と悩んでいました)
このような食事のストレスが長く続くと、大半の日本人留学生は、ストレスがたまって食べ過ぎてしまったり、逆に食欲が無くなって食べれなくなってしまうことが多いです。(実際、私の友達はストレスからハンバーガーを食べ過ぎて激太りしてしまいました!)/p>
理由3:言葉が通じない
自分の言いたいことを相手が分かってくれない辛さは想像以上のものです。相手に英語が伝わらず怪訝な顔をされる、無視される、無言の圧力を感じる…などなど多くの人が様々な形でコミュニケーションの壁にぶち当たります。
言葉が通じないことで留学初日からあっけなく挫折してしまい、解決方法がわからないまま、どんどん自信がなくなり鬱になってしまう人が多いです。
③自分から行動できず孤立してしまう
海外では自分から助けを求めない限り、誰も助けてはくれません。自分から積極的に声をかけなければ外国人の友達はできません。そして自分で努力しなければ英語も話せるようになりません。
日本人留学生の中には、自分から積極的に行動することができず孤立してしまう人がいます。主な理由は2つです。
理由1:元々の英語力が低すぎるから
「英語が話せない。」
→これは留学する日本人全てに共通することです。
しかし、「話す」以外の部分をどれだけ事前に勉強したかによって、留学後の生活に大きな差がでます。
どういうことか。
結論、英単語・英文法・リスニング等の勉強を全くしないまま留学する人は、現地に到着後すぐ挫折し、最悪引きこもりになる可能性があります。
☆簡単に説明しますね!
英語の知識0%のまま留学した人
■誰かに勇気をもって話しかけようと思っても、何も単語を知らないので話しかけられない。
↓
どんどん消極的になって人と話すことを避ける。
↓
気づいたら日本のテレビやyoutubeばかりを見て気を紛らわせる引きこもり生活へ転落…。
※もちろん全員がひきこもりになるわけではないですよ!
「最悪ひきこもり生活になる可能性がある」ということです。ほとんどの人は自力で英語を猛勉強して乗り越えるので安心してください。
逆に、同じ英語が話せない状態でも、日本にいるときに英単語・英文法・リスニング等の勉強をしてきた人は多少の挫折を感じても立ち直りやすいです。
英語の知識100%で留学した人
知っている英単語でどんどん人に話しかけてみる。
↓
「なんとなく通じたし、ネイティブの話す単語が少し聞きとれる」と嬉しくなる♪
↓
どんどん積極的になり、もっと英語を話す生活へ変わる。
このように、事前の英語学習をどれだけこなしているかで、現地に着いてからのストレス度合いが変わってきます。
理由2:自分の意思が弱いまま留学をしてしまったから
これは学生の方に多い失敗理由です。
・親や学校の先生から言われるがままに留学を決めた
・しっかりとした目標や期間が決まっていないままふらっと留学してしまった
このような人達は、自分の意思や覚悟が無いまま留学を始めてしまい、結果失敗してしまう可能性があります。
☆簡単に説明します↓
自分の意思や覚悟がないまま留学した人
なんとなく現地に到着
↓
言葉の壁や文化の壁にぶつかり、あっけなく挫折
↓
もともと強い覚悟がないので、そこから這い上がる力が無い
↓
どんどん人と関わることが嫌になり消極的に、引きこもり人間へ
④留学資金が底をつき帰国
せっかく留学を決めたのに、資金が足りずに帰国を決めるケースです。
☆留学資金が足りなくなる主な理由は2つ↓
理由1:予算がギリギリのまま留学したから
留学には予想以上のお金がかかります。
生活費、教科書費、交通費、旅費などなど。自分の満足いく留学をするために、余裕のある予算を事前に確保することが大切なのですが…。この予算をギリギリに設定していたため、現地で予想以上にお金がかかってしまい、足りなくなってしまった!と焦る人がいます。
このような事態になった場合、現地で節約して乗り切る人もいますが、現実は厳しく、帰国の途につく人達がちらほらいます。また、現地で節約して生活した結果、体調を崩して病院にかかってしまい緊急帰国した友人もいました。(特にアメリカの医療費は高いので注意です!)
理由2:現地で遊びすぎたから
勉強することを目的に留学をしにきたのに、現地で遊びすぎてお金がなくなった!となるケースです。
これは田舎の方に留学する人よりも、都会の方に留学する人がはまりやすい罠です。なぜなら都会はとても賑やかで、レストラン、映画館、ショッピングセンターなど娯楽施設が多いから。
【留学を失敗しない!】3つの対策方法
ここまでたくさんの留学失敗例とその理由について説明をしてきました。不安になった方、ご安心ください。
次の3つのことを守ることで留学を成功させることができます。
対策1:留学前に明確な目標を決める
まずは自分がなんの為に留学をするのか、目的をはっきりさせましょう。その際に忘れないでほしいことがあります。
「英語で何を勉強したいか」具体的な目標をはっきりさせる
留学すれば誰でも英語を学ぶことができます。(当たり前ですよね。)
しかし大事なことはその先です。学んだ英語で自分は新たに何を学びたいかをじっくり考えてみてください。
例えば、私が留学前に考えた目標がこちら
→「英語で国際関係学、心理学、ビジネスを学び大学を卒業すること。」
このように具体的に学びたいことを決めることで、現地で辛くなった時に再びやる気を起こすことができます。
自分が海外留学を通じて何を学びたいか、どう成長したいかを具体的に考えるようにしましょう。そして、決めた目標を家族や友達、誰でもよいので宣言してから留学に行くようにしましょう。誰かに自分の目標を宣言をすることでより自分の気持ちを引き締めることができます。
対策2:事前の情報収集を頑張る
自分が留学する地域の情報や、学校の情報など留学前になるべく多くの情報収集をするようにしましょう。情報量が多ければ多いほど、留学のイメージがしやすく、スムーズな留学生活を始めることができます。インターネットで検索すればたいていの情報はでてくる時代です。積極的に調べるようにしましょう。
こちらのサイトでは留学に役立つ本やサイトをまとめてあります。詳しく知りたい方は是非読んでみてください。→【留学前に絶対読むべき】おすすめの本5選+役立つ情報サイト一覧
対策3:自分の英語力を高めておく
中学生レベルの英語学習を終えてから留学をしましょう。
実は中学生レベルの英語力があれば、留学先での簡単な日常英語は問題ありません。最低限の英語の知識をつけてから留学することが英語上達の早道だということを忘れないでください。以下の記事に、おすすめの参考書を紹介しているので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね♪
【留学の失敗例と対策方法】まとめ
留学には様々なタイプの失敗があります。
☆留学の代表的な失敗例がこちら↓
- 日本人と遊んでばかりで英語が話せるようにならない
- 心と体がついていけず鬱になってしまう
- 自分から行動できず孤立してしまう
- 留学資金が底をつき帰国…
- 留学前に明確な目標を決める
- 事前の情報収集を頑張る
- 自分の英語力を高めておく
どんな失敗も事前の準備と心がまえがあれば避けられます。
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