留学すると99%の人がかかるホームシック。悲しくて気分も落ち込んでしまいますよね。今日はホームシックの予防策と、かかってしまった時の対処法を教えるよ!
この記事を書いている私は、アメリカ、ワシントン州のコミュニティカレッジに約1年半の正規留学をしました。*詳しくはプロフィールをご覧ください。
1年半の長期留学を通して私自身もホームシックに苦しみました。この記事を読んでいるあなたが、私のような辛い思いをしなくてすむように、対策と対処法を教えます!
Contents
留学中のホームシックとは?~症状と原因~
ホームシックとは、故郷を必要以上に恋しいと思う心の状態のことです。
留学中、個人差はありますが、ほぼ100%の人が何らのホームシック症状に苦しみます。実際、私の友達で留学中にホームシックにかかっていない人はいませんでした。
主な症状は以下のようなものです。下にいくにつれて症状が重くなっていきます。
- 悲しい・寂しい
- この先どうなるのか不安
- 常に孤独を感じる
- 食欲がないor食欲がありすぎる
- 人と会うのがしんどい
症状が重くなるにつれて鬱病や引きこもりになる危険性がでてきます。こうなる前に早めの対策を考えることが必要です。
では、なぜ多くの人が留学先でホームシックにかかってしまうのでしょうか?
主な原因は以下の3つです。
- 言葉が通じず、人とコミュニケーションがとれないから
- カルチャーショックがひどいから
- 新しい生活環境に体と心が追いつかないから
留学先では、全てが0からのスタートですよね。生活スタイルがガラッと変わる為、日本にいたときは全く感じることのなかった孤独感や焦燥感を一気に感じることになります。
加えて、当たり前ですが留学先では日本語が通じません。思ったように人とのコミュニケーションがとれずイライラしたり自信をなくしてしまいます。
また、留学先ではカルチャーショック=異文化体験の連続です。自分の常識や価値観と全く合わない状況に出くわすことも多いです。カルチャーショックについてはこちらの記事を参考にしてみてください!
このような環境の中で生活していくと当然ストレスがたまっていきますよね。
ストレスがたまると、大抵の人が日本にいたときの生活を懐かしく思い、家族や友達に会いたいと恋しくなってしまいます。
留学中のホームシック対策 ~ひどくなる前の予防策~
1:現地で日本人の友達を作る
現地で辛いホームシックにかかってしまった時、1番頼りになるのは日本にいる家族でも友達でもありません。
頼りになるのは現地で同じようにホームシックで苦しみながらも頑張っている日本人です。
留学してすぐの頃は英語も通じず、孤独を感じる機会も多いでしょう。そんな時こそ、まずは背伸びをしないで日本人の友達を作ることから始めてみましょう。インターネットで検索すれば簡単に現地の日本人コミュニティを探すことができます。
できれば自分と同年代の日本人の友達を一人でも多く作りましょう。悩みを共有できる友達を作ることでホームシックを予防することができますよ!
2:紙に嬉しかったことを書きだす
一日の終わりに、その日に起きた嬉しかったこと・楽しかったことを書いてみましょう。これは実際に私がやっていた方法です。
紙に書き出すことで、ハッピーな気持ちになると同時に、多少上手くいかないことがあってもまあいっかと割り切れるようになります。
どんな些細なことでも構いません。留学先では1つ1つの嬉しい・楽しい瞬間を大事に捉えてみましょう。例えば、、、
- 今日は一回も赤信号に引っかからずに学校に行けた!ラッキー!
- 初めて野生のリスを見た!
- 相手が何を話しているのか全然わからないが、Thank youだけは聞き取れた!
このように、どんどん紙に書き出して一日をハッピーな気持ちで終えることを心がけましょう!自然とポジティブ思考になり、ホームシックを予防することができますよ!
3:日本のものを持参する
あなたの好きな日本のものをいくつか留学先に持っていきましょう。食べ物・洋服・雑貨・文房具など何でも構いません。自分の身の周りに好きな日本グッズがあると安心する上、ホームシック予防になります。
実際に私も、いくつかのインスタントの日本食と日本の文房具を持参していきました。留学先で辛い時に日本のインスタント味噌汁を飲むだけでほっとします。また毎日使う文房具が自分好みの物であるだけでやる気がでてきます。
よく、留学先で調達できるものは現地で用意しろと言う方もいますが、私はおすすめしません。日本のものを全て除外して、新しい生活環境に慣れるのはとてもハードルが高いからです。
4:ホームステイ・学生寮などシェア生活をする
留学先での滞在方法はホームステイか学生寮などのシェアルームを選択しましょう。最初から一人暮らしをすることだけはできるだけ避けましょう!
慣れない留学生活。始めのころは特に、誰かと一緒に生活することで孤独を感じる機会が減ります。また、誰かと一緒に住むことで何かトラブルが起きても相談をしあえたり、解決策が見つかりやすいです。
ホームシックを予防する為に1番大切なことは、自分の辛い気持ちを共有して相談できる人を早めに見つけることです。ホームステイやシェア生活をすることで積極的に人とふれあい、良い相談仲間を作れる可能性が高まりますよ!
5:あらかじめ家族や友達と連絡を取り合う時間を決めておく
留学前に、家族や親しい友達と連絡を取り合う時間を決めておきましょう。時間を前もって設定しておくことで良いことは、
「先行きの見えない孤独な留学生活の中で、ほんの少し心にゆとりがもてること」です。
あと○時間頑張れば、両親・友達と電話ができると思うだけで、不思議と頑張れるものです。
実際に私も、留学開始時は2日に1回のペースで家族と連絡を取り合っていました。だらだらと時間を決めずに連絡をとるよりも、あらかじめ時間を決めて過ごすことで、メリハリのある生活を心がけることができます。
留学中のホームシック対処法【5つ】
どんなに心が強い人でもホームシックはかかってしまうものです。実際にホームシックにかかってしまったときの対処法を教えます!
1:日本のテレビ・小説・漫画・食べ物を楽しむ
ホームシックが辛い時こそ、ホーム=日本に癒やされましょう。そもそもあなたは日本の何に対して懐かしいな・恋しいなと思っていますか?
日本のエンターテイメントが恋しいと思っているあなた→日本のドラマやバラエティ番組を見ましょう。
日本語が懐かしいと思っているあなた→日本の本や漫画を読みましょう。
日本の友達・家族が恋しいと思っているあなた→その方と連絡をとりましょう。
日本の食べ物が恋しいと思っているあなた→日本食を作る、又は食べにいきましょう。
大切なのは、自分が1番恋しいと思っている原因を見つけること。そこからあなたに合う1番の解決策を考えていきましょう。
2:思いっきり泣く
どうしようもなく辛くなってしまった時は、思い切って気のすむまで泣きましょう!これ、実はとても効果的です。静かに泣くのではなく、思いっきり泣くことで不思議と気分がすっきりしますよ!
最近では涙活という言葉も流行っていますよね。留学で辛い状況だからこそ、泣ける映画を見たり、感動するものを見てストレスを解消しましょう!
3:留学の目的を思いだして再度紙に書く
ホームシックにかかってしまうと、多くの人が次のような自問自答をします。
「なんでこんな毎日辛いんだ。なんで自分はこんな辛い思いをしてまで留学しているんだ」
このような思いを抱いたら、紙とペンを用意してください。そして自分は留学を通して何を得たいのか、何のために留学をしたのかを書き出してみましょう。
再度、留学の目的を見直すことで、消えかけていた「頑張る気持ち」を奮い立たせることができます。
そして、目的を書き直した紙を自分が毎日目にする場所に貼っておきましょう。貼るのが恥ずかしい方は、手帳など常に自分が目にするものと一緒にして持ち運びましょう。
4:毎日予定を作る
ホームシックにかかってしまうと外にでるのがしんどくなり、引きこもりがちになります。引きこもりがちになるとますます日本のことばかり考えるようになり、余計に悲しくなってしまいます。
そうならないために、できるだけ毎日外にでる予定を作りましょう。友達とカフェに行く、宿題をしに図書館に行くなど小さなことでOKです。
毎日暇ですることが無い人よりも、何かしら予定が入って忙しい人のほうが生活にメリハリができて、良い健康状態を保つことができます。
できるだけ早く現地の生活や風景に慣れるためにも予定を作って外に出ましょう!
5:カウンセラーさんに話を聞いてもらう
現地のカウンセラーさんに辛い気持ちをはき出すこともホームシックを和らげる効果的な方法です。アメリカでは特に、日常の些細なことから多くの人がカウンセリングを受けます。
学校内にカウンセリングルームがあるのはもちろんのこと、留学生が多い学校では専用の留学カウンセラーが常駐している場合も多いです。
実際に、私が通っていたコミュニティカレッジは5人の留学カウンセラーさんが生徒の相談にのっていました。中には日本人のカウンセラーさんもいたので私も大変お世話になりました。
あなたも是非、身近なカウンセラーさんを探して思い切って相談してみてください。
どれも実際に私が体験したホームシックを元に考え出したものです。
これなら自分にもできそうだなと思うものから是非試してみてください!
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