こんなお悩みを解決します!
本記事を書いている私は、1年半のアメリカ留学を通じて、合計3カ所のホームステイを体験しました。このことを踏まえ、本記事では留学先で生活する上で重要視すべき6項目をもとに、ホームステイと寮を比較していきます!
Contents
ホームステイ&寮を6つの側面から比較!
☆ホームステイと寮はどちらがいいのか、項目別にまとめました!
英語力上達面 | 英語力が上達しやすいのはホームステイ |
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費用面 | 費用が安く抑えられるのはホームステイ |
自由度面 | 自由な生活が送りやすいのは寮 |
異文化体験面 | 異文化を体験しやすいのは両方 |
通学面 | 通学しやすいのは寮 |
食事面 | 食事に満足しやすいのは寮 |
ざっくりとこんな感じです。
☆1つずつ説明していきます!
①英語力上達面
現地で「生の英語」=「ネイティブの英語」に触れる機会が多いかによって英語上達のスピードも大きく変わってきます。
☆結論、生の英語に触れる機会が多いのは圧倒的にホームステイです。それぞれ特徴を説明します!
ホームステイの場合
- 日常的にネイティブの英語を聞く機会が多い
- 生の英語を聞いて実際に話す練習できる機会が多い
- 現地の子供達と英語を練習できる機会が多い(子供有りの場合)
ホームステイの場合、何より現地の人達と話す機会が多いことがメリットです。自分から積極的に話しかけてコミュニケーションをとることができれば英語の上達も早いです。
また小さな子供がいる家庭の場合、一緒に遊ぶのが英語力上達の近道です。なぜなら、小さい子供達は簡単な単語しか話さないのに、話すスピードがとっても早いから。とにかくすごいスピードで話しかけてくる子が多いので、良い練習になりますよ!
以下の記事では、小さい子供達がいるホームステイに滞在する際に喜ばれるお土産を紹介しています。お土産をうまく使うことで子供達との距離をグッと近づけることができるので、参考にしてみてください♪
寮の場合
- 寮内で話す相手は留学生同士であることが多い
- 実際、日常生活の中で誰かと話す機会がない人も多い
正直にお伝えすると、寮は留学生のたまり場です。現地の学生も少なからずいますが、大半が留学生です。なので、ホームステイに比べて、現地の英語に触れる時間は少ないです。
それから、寮内では単独行動が多いです。1人1人、自分にあったスケジュールで動きます。なので、寮では自分から積極的に友達を作ったり行動しないとなかなか話す相手が作れません。
ルームメイトがいる場合、その子と仲良くなればラッキーですが、現実はなかなか厳しいです。なぜなら、違う文化や価値観の人と同じ部屋でずっと過ごすことでストレスがたまるから。
もちろん、中にはルームメイトと親友になれたという人もいますが、それはたまたまラッキーだっただけ。私の経験上、寮に住む学生の約7~8割がルームメイトと何らかのトラブルがあって悩んでいました。(例:気が合わない、掃除をしない、就寝時間がバラバラ、うるさくて寝れないなど)
☆留学先での人間関係トラブルについては留学先で鬱っぽくなってしまったあなたへ【鬱の原因と緊急解決策】の記事に詳しく書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。
②費用面
留学先で費用を安く抑えるポイントはいかに「生活必需品にかかるお金」を安くおさえるかです。現地に着いてから、買わなければいけない物が多いほど、多額の費用がかかります。留学前にホームステイ・寮両方の滞在プランをよく比較して考えることが大切です。
☆結論、多少費用が高くても、ホームステイの方が無駄な出費が出にくく、費用が抑えられると思います!
ホームステイの場合
- 無駄な食事代がかからない
- 基本的に余計な出費がない
まず、ホームステイの場合、朝と夜の2食がホームステイ費用に含まれている場合が多く、費用が節約できます。(私が留学していた学校のホームステイのプランには、昼食も含まれた3食分の料金が最初から含まれていました!)最初から食事代が含まれている分、毎日の食費代はおさえることができます。
また、トイレットペーパーや洗剤などの生活用品代もかかりません。全体的に生活に必要なコストがかかりにくいのがホームステイのメリットです!
寮の場合
- 基本的に自炊生活!
- 食費と生活用品は自分で買って用意する
(ルームメイトと割り勘することが多い)
まず、寮では自炊が基本です。なので自分で自由に食材を買って節約して過ごす人、外食を時々する人、と自分好みの食生活ができるメリットがあります。
また、基本的な生活用品は自分で買って用意します。実際、寮に住んでた私の友達は、留学初日からフライパン、箸、食材、洗剤、お鍋などたくさんの生活用品を買い出しに行っていました。
*寮によっては、フライパンや洗剤などの共有物は学校側が用意している場合もあるようです。事前にどんなものを買う必要があるのか確認しておきましょう。
寮の場合、布団カバーや枕カバーなどの寝具を事前に学校に注文しないといけない場合があります。このように、生活必需品の購入やレンタル料など、寮生活には予想以上の出費が予想されます。
③自由度面
☆結論、門限やルールを気にせず自由に生活したい方は寮生活が向いており、ルールがある中でメリハリをつけて生活したい方はホームステイが向いてます。
順に説明します。
ホームステイの場合
- 夕食の時間が決まっている家が多い
- 門限や生活の細かなルールを決める家も多い
- ホストファミリーの予定に左右されがち(とくに休日)
ホームステイを選択した場合、多くの家が大体の夕食の時間を決めています。なのでその時間に間に合うように自分の予定を調整することが必要になってきます。(私がお世話になっていたファミリーは夕飯は夜6時~6時半でした。)
※ホストファミリーが毎日忙しく、お腹がすいたら勝手に食べて!という家もあります。ファミリーによって食事のルールは少しずつ違うので自分の方から上手く適応することが大切です。
また、ホームステイの場合、決まりやルールがある家が多いです。ルールに厳しい家では門限は夜8時、シャワーは10分以内、など細かくルールが決まっている場合があります。(各家庭によって違うので注意!)
実際、私もホームステイ初日にルールが書かれた紙を渡されました。
特に、小さな子供がいるファミリーの場合、夜遅くにシャワーを浴びたり、電話をしたりといった「大きな音」をたてないようにと言われることが多いです。また、生徒の安全を考えて門限を早めに設定している家もあります。
寮の場合
- 基本的に自由!
- 生活の細かいルールはない門限はない
- 何時に帰ってきてもOK!
寮生活は自由です。いつご飯を食べてもOK、門限もなく友達と遊び回る人もいます。掃除や洗濯なども自分のペースでできます。全て自己責任でどーぞ、といった感じですね。
④異文化体験面
ホームステイを選んでも、寮を選んでも異文化は体験することができます。なぜなら、現地に着いた時点で異文化体験は始まっているから。
ここではどんな異文化を体験したいか、を考えましょう。
結論、留学する国の文化を体験したい人はホームステイ、様々な国の文化を幅広く体験したい人は寮生活がおすすめです。
ホームステイの場合
- 家に到着した瞬間から現地の文化を体験できる
- ホストファミリーとの関わりを通して、違った価値観や考え方を知れる
- ハロウィーンやクリスマスなどの行事を盛大に体験できる
ホームステイの場合、その国の文化を直に感じることができます。食事はもちろん、家の雰囲気や家具、衣類など全ての物から刺激をうけるでしょう。
また、ファミリーと一緒に過ごすことで彼らの価値観をより深く知ることができます。宗教や政治の話を聞いたり、趣味や仕事の様子を見るだけでも勉強になりますよ!
また、年中行事を大事にするファミリーが多いです。日本とは比べものにならないほど豪華な食事や飾り付けを楽しむ家もあります。
寮の場合
- 色々な文化を知ることができる
- 寮内でパーティーやイベントを楽しめる
寮では様々な国から来た留学生が集まります。なので、自分の関わり方次第では、たくさんの国の文化を学んで体験することができます。
その1つがパーティです。寮内では学期終わりにパーティをしたり、仲良い友達同士でパーティをすることがあります。その際、各国の食文化を体験することができます。
⑤通学面
結論、通学面で比較すると、間違いなく寮の方が良いです。なぜなら寮は学校の敷地内、もしくは近所に建設されていることが多いから。
☆どんな違いがあるのか説明します。
ホームステイの場合
- 家から学校に着くまでに平均30分~40分かかることが多い
- 長い場合だと1時間以上かかることも…
正直、ホームステイから学校までの通いやすさは運によります。
運が良い場合、学校から徒歩で通える家に滞在することができて通学が楽です。逆に運が悪い場合、バスで1時間以上かかる家に滞在することになって毎日大変です。こればかりはどうしようもありません。
どうしても学校から近いホームステイに住みたい場合は、あらかじめ学校側に希望を出しましょう。学校によっては希望にあうファミリーを手配してくれることもありますよ!
家から学校までの距離が遠いと困ること
早めに家を出たのに学校に間に合わない!
海外の時間感覚はテキトーです。日本だったら時刻通りに来る電車も海外では10分遅れ+遅延連絡なし、なんてことが日常茶飯事!
私の場合、学校に遅刻しそうなトラブルを想定して、利用する電車やバスの運行状況がわかるアプリをあらかじめインストールして、リアルタイムの運行状況を常に確認していました。そして、どうしても授業に間に合いそうにないときは、先生にメールで授業に遅れる旨を伝えていました。
バスの本数が少なすぎ&乗り遅れたら確実に間に合わない!
これは郊外や田舎のホームステイに住む場合に起こりがちな問題です。(乗り遅れたら確実に学校まで間に合わないな…と一目で分かるバスの時刻表を目にするかもしれません。)
最寄りのバス停の運行スケジュールを見たら1時間に1本しかない!なんて場合もあります。
こういった場合に備えて、自分がお世話になるホストファミリーの住所をあらかじめ確認して、学校までの通学時間を推測しておくことが大切です。もしあまりにも遠ければ、事前に学校にホストファミリーの変更をお願いすることも可能なので検討してみてくださいね。
寮の場合
- 学校の敷地内に寮がある場合が多い
- 平均15分~20分で学校まで到着できる寮がほとんど!
寮から学校までの距離が近くて嬉しいこと
1:忘れ物をしても、すぐ部屋に物をとりに帰れる。
2:校内に寮がある場合、授業開始ギリギリまで寝ていられる。
3:雪や雨が降っても、問題なく登校できる。
4:夜遅くまで学校の自習室や図書館で勉強することが可能。
⑥食事面
「留学先の食事が自分に合わない」・・これは留学中に私が聞いた中でトップ3に入る悩みです。日々の健康を支える食べ物。あまりストレスは感じたくないですよね。
☆結論、満足いく食生活をおくりたい方は、寮がおすすめです。
順に説明します。
ホームステイの場合
- その国ならではの料理を楽しむことができる
- 自分で食事を作らなくてもいい
- 自分の好みにあわない食事を出される可能性がある
- ホストファミリーが料理をせず、冷凍食品ばかりが食卓にならぶ可能性がある
- 食事の時間が決まっている家の場合、その時間までに家に帰ってこないといけない
- 自分のスケジュールを管理する必要がある
ホームステイの場合、食事面ではメリットとデメリットがはっきり分かれます。
良いホストファミリーの場合、おいしい料理を毎日作ってくれたり、行事の際は豪華な料理をふるまってくれます。しかし、悪いホストファミリーの場合、毎日忙しくて、出される食事は冷凍食品ばかりという場合も多いです。こればかりは住んでみないとわかりません。
それから、よくあるのがホストファミリーの作った料理がマズい問題。料理がマズいということをファミリーに伝えられなくて1人ストレスを抱える留学生は多いです。
なので、ホームステイを選ぶ場合はファミリーの作る料理に過度に期待しない&ある程度のものは気にせず食べる&不満があったらはっきり伝えることが大切。
食事面でストレスを抱えないよう、事前に心がけておきましょう。
寮の場合
- 基本的に自炊生活!
- 自分の好きなものを好きなだけ買って料理することができる
- 行事の時はパーティーをするか外食をしない限り、特に豪華な食事を食べる機会がない
- 1人で料理をして、1人で食べる人が多い
- 孤独感を感じやすい
- 定期的な買い物がめんどくさくなる
(体調悪い時はとくに)
寮は、1人で好きに作って食べたい人には最適の滞在方法です。最低限の共同ルールさえ守れば、自分好みのスケジュールで食事をとることができます。
その反面、定期的な買い物がめんどくさい、行事の時もいつも通りの食事で寂しい、カップラーメン生活になって太った、という声も聞きました。
ホームステイ&寮を6つの側面から比較!【まとめ】
☆6つの項目で比較をしてきた結果がこちらです↓
英語力上達面 | 英語力が上達しやすいのはホームステイ |
---|---|
費用面 | 費用が安く抑えられるのはホームステイ |
自由度面 | 自由な生活が送りやすいのは寮 |
異文化体験面 | 異文化を体験しやすいのは両方 |
通学面 | 通学しやすいのは寮 |
食事面 | 食事に満足しやすいのは寮 |
ホームステイと寮は、どちらもメリット・デメリットがあります。両者をよく比較して自分にあう滞在方法を決めることが大事です。
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